
ども。セータです。
お酒は美味しいのでついついたくさん飲んでしまうという人も多いかと思います。
たまに、飲み会やイベントで飲む程度であれば問題ありませんが、日常的にたくさんのお酒を飲む習慣がついている人はアルコール依存症の疑いがあるので要注意です。
『どれくらいお酒を飲んでいるとマズイの?』と気になる人は飲み過ぎとなるアルコール量の目安を見てください。飲み過ぎな量の目安とアルコール依存症
飲み過ぎが習慣化してからアルコール依存症になるらしいですが、どのくらいの量から「飲みすぎ」になるのでしょうか?飲酒量を表す単位を「ドリンク」といい、純アルコール換算で10gが1ドリンクです。
アルコール依存症の発症リスクが少ない「節度ある適度な飲酒」は、男性では2ドリンク以下が1日当たりの適量とされていますが、女性はその半分の1ドリンク/日です。
2ドリンクは、ビール中瓶1本(500mL)に相当します。1日の飲酒量が、この適量の3倍以上になると「多量飲酒」となり、アルコール依存症になるリスクが高まると警告されています。
引用:『アルコール依存症治療ナビ』http://alcoholic-navi.jp/
出典:『アルコール依存症治療ナビ』http://alcoholic-navi.jp/
この表に載っている飲酒の量が“望ましい節度のある飲酒量”なので、これくらいの量のお酒であれば毎日飲んでも問題ありません。
しかし、この“望ましい飲酒量”の3倍近くを毎日飲んでいるという場合は『多量飲酒』とみなされるので、一週間のうちでお酒を飲まない日を作ったり、飲む量を減らすようにしないとアルコール依存症のリスクが徐々に高まっていきます。
一度アルコール依存症になってしまったら、禁酒をした時に禁断症状が現れるようになるのでアルコールからどんどん離れられなくなってしまいます。
もしも『お酒を飲まないと落ち着かない』『飲む量を減らすなんて無理かも』と思っている人は自分がアルコール依存症かをチェックしてみましょう。
アルコール依存症かどうか見分けるポイント
アルコール依存症なのかどうかを見分けるには、飲酒する量をコントロールできるか否かを確認する必要があります。
ストレスや一時的なテンションでアルコールを多量に飲んでしまった場合は、翌日に飲み過ぎたことを反省して次は飲み過ぎないようにと意識しますが、アルコール依存症の人は反省する気が全くないので次の日も次の日も多量のお酒を飲み続けます。
“飲むアルコールの量をコントロールをできなくなった状態”、これがアルコール依存症かどうかを見分けるポイントです。
毎日多量のお酒を飲んでいる人は、少し量を減らすか飲まない日を作ってみましょう。
それができればまだアルコール依存症ではないと考えられるので、今のうちに徐々にアルコールの量をセーブするようにしておきましょう。
禁酒をした時に現れる禁断症状(離脱症状)と期間
アルコール依存症の人が禁酒をすると高確率で禁断症状が現れるので、禁酒が難しそうな状況になりそうであれば早めに専門医療機関に行ってみることをおすすめします。
手遅れになって一番怖いのが、禁酒や断酒をした時に現れる「禁断症状」です。
これは体内のアルコール濃度が下がってきた時におこる症状で『離脱症状』と呼ばれています。
離脱症状は発症するタイミングの違いで『早期離脱症候』と『後期離脱症候』の2つに分かれています。
『早期離脱症候』は禁酒してから数時間、『後期離脱症候』は禁酒してから2~3日後に現れます。
・興奮
・発熱
・発汗
・震え
出典:『アルコール依存症治療ナビ』http://alcoholic-navi.jp/
また、このような禁断症状(離脱症状)の期間は120~130日(4~5カ月)程度でやっと納まると考えられているので、長い期間禁断症状と戦うことになります。
この禁断症状が現れている期間は、再びお酒が飲んで楽にないたいという欲求が強くなるので、簡単にはアルコール依存症から抜け出せません。
専門医の治療や家族のサポートが必要になってきます。
逆に、もしもアルコール依存症のまま放っておいた場合は、暴力・暴言・飲酒運転・育児放棄などにエスカレートする可能性があるので、周囲の人達に大きな迷惑をかけてしまう可能性があります。
アルコール依存症になってしまえば自分だけでなく、確実に周囲の人たちにも迷惑がかかります。
そうなってしまう前に「最近ずっとお酒飲み過ぎてるな…」と少しでも自覚がある人は、なるべく早く専門医療機関へ行っておきましょう。
禁酒の禁断症状の内容と期間まとめ
アルコール依存症かどうかの判断は、実際難しいです。
飲み過ぎだとわかっていても本人は決してアルコール依存症であることを認めない傾向があるので、手遅れになってしまうケースが多くなっています。
周囲の人は、少しでもおかしいなと感じたらなるべく早めに、無理矢理にでも専門医療機関へ連れていってあげましょう。
アルコール依存症は必ずしも本人の意思が弱いからといって起きるものではなく、病気として診断されるケースもあります。
何が原因となってアルコール依存症になっているかわからない以上、周りは親身になってサポートしてあげましょう。
しかし、何よりも自分自身がアルコール依存症にならないようにしっかりお酒の量をセーブする努力することが大切です。