
B系ファッションってよく耳にしたけど、なんのBだっけ?って思ったことありませんか。
今回は、「B系のB」、「B系ファッションの特徴」、「代表的なブランド」などB系についてわかりやすく解説していきます。
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B系ファッションのBは間違われがち!

B系のBは“Bad Boys”や “Break dance”のBと誤解されがちですが、正式には“B-BOYING(ビー・ボーイング)”のBを指します。
どんな曲にも、歌(ボーカル)が歌わないパートが必ずありますよね? このパートを“Break Beats”と言います。(Breakには"休み"という意味があるので、歌がない部分→歌い手が休む部分)
歌が無いパートの“Break Beats”でもビートだけでも盛り上がる部分があり、そのビートに合わせて踊ることを“B-BOYING”と言い、踊る人を“B-Boy”と言います。
“B-BOYING”はスタイルを指し、“B-Boy”は人を指すと理解すればOK。どちらのBもBREAKのBを意味しています。 B系のBが想像以上にややこしいですよね。
でもB系のBを正しく理解している人はかなり少ないので、間違った知識を持っている人にはさりげなく教えてあげましょう。
B系ファッションの特徴とは
B系ファッションの傾向や特徴はこんな感じです。
特にこのアイテムがB系!とかこれはB系じゃない!って決まりはないので、ファッションの全体的な雰囲気で呼ぶことが多くなっています。
- ジャラジャラ感(ゴールドやシルバーなどの大き目のアクセサリーが多め)
- 腰穿き安定(やりすぎってくらいにわかりやすくパンツを腰で穿く)
- オーバーサイズ(サイズはトップス・パンツ関係なくとりあえず大きいもので)
- 足元にもインパクト(ハイカットのスニーカーやブーツを履き潰す)
わたしたち日本人が「B系」と聞いて思い浮かべるのは、なんとなくスラム街の黒人的な怖い・悪い・不良っぽいイメージがありませんか?
でも、あの不良的な怖いイメージは、メディアによってつくられたもので、実際のB系はヒップホップやダンススタイルに関係しているので不良的な要素は特に無いんです。
ということで、いかつくてダボダボなB系ファッションは、かなりミーハーなファッションと言えるでしょうね。
本当のB系を知っている人は、ヒップホップを理解した上でファッションとして取り入れています。
B系ファッションのコーデ例
B系やヒップホップ系のコーデはこんなイメージです。
日本の場合は、こんなコーデが多いです。
B系ファッションの代表ブランドとは
挙げ出すとキリがないので、代表的なB系ブランドを紹介します。
- ROCA WEAR/ロカウェア
- LRG/エルアールジー
- CLH/シーエルエイチ
- SEAN JOHN/ショーンジョーン
- pellepelle/ペレペレ
B系とストリート系との違い
むかしは、B系の方がよりオーバーサイズでダボダボ、ストリート系はB系よりはタイトだったので見た目で判断できましたが、最近はB系もタイトなものも増えてきているので、サイズで見分けるのは難しくなってきています。
B系とストリート系の違いは、ブランドの背景にあります。
ヒップホップやブラックミュージックなど、音楽やダンスの影響を受けているブランドはB系ファッション、それ以外はストリート系と区別すれば良いかと思います。
メンズB系ファッションのブランドやコーデまとめ

よく耳にしていたB系のBは案外ややこしくて、曲中のボーカルが歌わないパートの“ブレイクビーツ”で踊るダンススタイル“B-BOYING”に由来していることがわかりました。
また、日本では怖そう・悪そうなイメージがありますが、本物のB系はヒップホップやブラックミュージックから大きな影響を受けていて、不良的な要素はありません。
ミーハーなB系ではなく、本物のB系ファッションを取り入れたい人は、ヒップホップやブラックミュージック、ブレイクダンスなどB系の歴史を理解しておくと良いかもしれません。