
ども。セータです。
スリーサイズといえば女性が気にする数字のイメージがありますが、最近は男性でも自分のスリーサイズが気になるという人が増えてきています。
そこで今回は男のスリーサイズについて平均値や測り方などわかりやすく解説したいと思います。
細マッチョのような理想的なスリーサイズも紹介しているので、モテる体型を目指していきましょう!
index
男のスリーサイズとは?
スリーサイズ(和製英語)とは、バスト(女性の場合)またはチェスト(男性の場合)・ウエスト・ヒップの3部分の寸法をいう。
日本語訳は「女体三位寸法」。
英語では「measurements」、話し言葉では「vital statistics」という(ただし「寸法」という意味では「size(サイズ)」も用いる)。
スリーサイズは本来ならば男女いずれにも使える語だが、主に女性について用いられる。
引用:Wikipedia「スリーサイズ」より https://ja.wikipedia.org/
スリーサイズは主に女性が測るものですが、男性にも対応した数値であることがわかります。
男性の場合は「チェスト」「ウエスト」「ヒップ」の3つを測定することになります。
順番に見ていきましょう。
男性のチェスト
まずは、チェストです。チェストは女性でいうバストなので胸の厚みを表す数値になります。
男性の場合は「胸筋」+「脂肪」=「チェスト」という計算式が成り立ちます。
この計算式から、チェストの数値が大きい男性は、
①胸板が厚く逞しいカラダをしている男性
②脂肪が多く肥満体型の男性
の2パターンに分かれるということがわかります。
つまり、チェストだけの数値を見ても自分が逞しい体型なのか太っているだけなのか判断が難しいということです。
そこで、チェストと合わせて調べておきたいのが「体脂肪率」です。
出典:https://yase.tech/
この表を見て、自分の体脂肪率がどこに位置しているかを知っておくと良いでしょう。
自分の体脂肪率が表の赤枠内に入っていれば、標準的な体脂肪率になっているので、チェストの数値で筋肉の発達具合がわかります。
もしも、この赤枠の中なから外れていれば体脂肪率が標準よりも多いか少ない状態なので標準的な体脂肪を目指してダイエットや食事による体質改善を行いましょう。
男のチェストの測り方
①上半身は裸になります。 ②両脇の下で水平になるようにメジャーをクルッと一周回します。(メジャーを正面に持ってくると楽です。)
(メジャーはピタっとカラダに密着させましょう。)
チェストの測り方は以上で、とても簡単です。
過剰に息を吸い込んで胸を膨らますと数値が正確な値よりも大きくなってしまうので、息は大きく吸わずに自然な状態で測定しましょう。
平均的な男のチェストの数値
男性のチェストの平均値は下の表のように年齢によって異なります。
出典:http://warp.ndl.go.jp/
例えば、31歳の男性であればバスト囲い(チェスト)が「935mm」になっているので、「93.5cm」が平均値となります。
93.5cmよりも大きければ筋肉が多めで逞しい体型、93.5cmよりも小さければ筋肉が少な目で痩せ型に近いということが判断できます。(体脂肪率が標準の男性の場合)
理想的な男のチェストの数値
それでは、理想的なチェストのサイズはいくらぐらいなのでしょうか。
身長や年齢、骨格、体質、生活習慣など様々な要因が絡みあうので、「チェストは何cmが理想だ!」というハッキリした数値はないのですが、目安としては、自分の身長に0.53を乗算すると細マッチョのような体型に近いチェストの数値を出すことができます。
例えば、身長172cmの男性の場合だと、172cm×0.53=91.16cmとなるので、胸囲は91.16cmを目安にする良いでしょう。(同時に体脂肪も12%以下を目指す。)
「え?もう既にその数値超えてるし!」
「あともう少しじゃん!意外に簡単に細マッチョになれそう!」
と思った人もいるかもしれませんが、細マッチョはそんなに簡単ではありません。
チェストと体脂肪率には深い関係があることは既に説明しましたが、「体脂肪率が12%以下で、なおかつ身長に0.53を乗算した数値のチェストがあるという男性」は限りなく細マッチョに近い理想的なモテ体型であると言えるでしょう。
逆に体脂肪が12%以上ある場合は、胸に脂肪がつきやすい人もいるので簡単に細マッチョ認定をすることはできません。
モテる芸能人やイケメン俳優の場合だと、体脂肪率10%を切った上でチェストを目安の数値よりも大きくしている人がたくさんいるので、単純にチェストのサイズだけで判断せずに、体脂肪率を下げてチェストを大きくすると正しく細マッチョを目指すことができます。
チェストに関してはこちらの記事にもっと細かい情報をまとめているので参考にしてみてくださいね。
男性のウエスト
続いてはウエストです。
年齢を重ねて一番最初に「あれ?ちょっと太ったかも?」と感じるのはポッコリと出てきた下腹じゃないでしょうか。
30歳を超えてもカロリーを気にしなかったり、運動を全くやらない生活を続けていればあっという間にお腹が膨らんでいきます。
ウエストはまさにそのお腹周りの状態に直結するので、メタボ気味の男性は怖いかもしれませんが、一度自分の本当のウエストを測ってみましょう。
ちなみにウエストと腹囲は異なります。ウエストはおへそよりも少し上の最もくびれている部分の周囲で、腹囲はちょうどおへそのラインの周囲になっています。
女性がウエストを測る場合は、おへそよりも上の一番くびれている部分の周囲を測るのですが、男性がウエストを測る場合はおへそのラインで周囲を測ります。(つまり男性の場合は腹囲の数値とウエストの数値が同じ。)
男性と女性でウエストを測る部分が微妙に違うのは、男女の骨格の違いが要因になっているようです。
男性はもともと女性よりも肋骨が大きいため、どんなに痩せても女性のようなくびれは現れません。
そのため、ウエストの位置がわかりにくく測定が難しい上に、測ったところで特に意味をなさない数値になってしまうので男性は腹囲をウエストサイズとしています。
男のウエストの測り方
①両足を肩幅程度に開いて立ちます。 ②上半身の服をめくり、リラックスした自然な状態でおへそラインに水平にメジャー当ててグルっと回します。(メジャーはおへそあたりに持ってくると数値が読み取りやすいです。)
測り方自体はとっても簡単ですが注意点があります。
まず、メジャーは必ず水平に測ること。
また、なるべく空腹時に測定しましょう。
食後は食事の量によって数値が変わってしまいます。
そして、絶対にお腹を凹ましてズルをしないようにしましょう。
リラックスして力を抜いた状態で測定するので、お腹はポコッと出てしまうかもしれませんが、それが正しいウエストの数値なのでしっかり把握しておきましょう。
平均的な男のウエストの数値
男性のウエストの平均値は下の表のように年齢によって異なります。
出典:http://warp.ndl.go.jp/
例えば、31歳の男性であれば水平ウエスト囲(ウエスト)が「815mm」になっているので、「81.5cm」が平均値となります。
81.5cmよりも大きければメタボや肥満体型の傾向があり、小さければ脂肪が少なく筋肉質あるいは痩せ型の傾向があります。(体脂肪率が標準の男性の場合)
特にウエストが85cmを超えるとメタボの可能性が高まります。
メタボは男性の場合、腹囲85cm以上でメタボへの一次審査をクリアしてしまい、二次審査で中性脂肪やHDLコレステロール値、血圧、血糖値などの数値によっては確定的にメタボ認定されてしまう可能性があります。
メタボは健康にも大きく影響してくることなので、ウエストが85cm以上の男性はすぐにダイエットや食生活の見直しを始めましょう。
また、逆に腹筋が割れるくらい鍛えている人であれば、特にウエストの平均値を気にする必要はありません。
特に鍛えているわけでもないのにウエストが平均値よりも細いという男性は、痩せの傾向があるので、栄養バランスのとれた食事を一日に必要な平均カロリー以上摂取して体重を少しづつ増やしていきましょう。
理想的な男のウエストの数値
こちらも「コレが男の理想のウエストサイズだ!」という明確な数値はありませんが、目安はあります。
身長に0.43を乗算すると理想的なウエストサイズを算出できます。
例えば、こんな感じです。
170cmの男性であれば、170×0.43=73.1cm
180cmの男性であれば、180×0.43=77.4cm
あくまで目安なので数値に捉われ過ぎないようにしましょう。
しっかり筋トレや食事制限を行えば、自然に理想値に近付いていくので定期的にウエストを測って経過を記録してみると良いでしょう。
男性のヒップ
男のスリーサイズ、最後はヒップです。
筋トレをする場合、胸筋や腹筋、背筋などを重視して行う人が多いですが、お尻の筋肉も男らしさを大きく左右します。
お尻がキュッと上がっていると脚が長く見えるようになったり、細身のパンツやスラックスを履いた時にサマになるのでオシャレな印象もアップします。
男性のお尻の筋肉が好きな女性もいるので筋トレをする時は一緒に大殿筋も鍛えてみましょう。
男のヒップの測り方
①裸または下着の状態で全身鏡の前に立つ。 ②両足を肩幅程度に広げる。 ③全身鏡を見て、一番横幅が広くなっているラインのお尻周りを水平にメジャーで測る。注意点としては、メジャーはピッタリお尻周りに沿わせて当てますが、締め付け過ぎないことです。過度ではなく自然にピッタリ当てて測ることが重要です。
平均的な男のヒップの数値
男性のヒップの平均値はこのようになっています。
身長160cmの男性:82.7cm
身長165cmの男性:88.3cm
身長170cmの男性:88.1cm
身長175cmの男性:89.7cm
男性のヒップサイズは年齢別に算出された統計などが少ないので目安程度に知っておきましょう。そこまで気にする必要はありません。
平均値は少し細身な気がするので、この値よりも大きい人も多いのではないでしょうか。
理想的な男のヒップの数値
ヒップの場合は身長に0.536を乗算すると理想的なヒップサイズを算出できます。
170cmの男性であれば、170×0.536=91.12cm
180cmの男性であれば、180×0.536=96.48cm
体脂肪率を減らしてこれくらいの数値であれば細マッチョに近い体型になります。
しっかり鍛えているのであればこの数値よりも大きくなっても全く問題ないので、自分がかっこいいなと思う体型を目指してヒップアップしていきましょう。
男性の理想体型の目安となる計算式まとめ
計算式の数値の出し方をまとめてみました。
チェスト・ウエスト・ヒップは紹介しましたが、他にも二の腕や太ももなど色々な部位の理想値の計算式があるので参考にしてみてください。
さらに、今回は細マッチョバージョンの計算式を紹介してきましたが、太マッチョバージョンの計算式もあります。
目指したい方で計算して目標の数値を調べてみましょう!
【細マッチョ体型の参考計算式】 チェスト(胸囲)=身長×0.53 ウエスト(腹囲)=身長×0.43 ヒップ(殿囲)=身長×0.51 二の腕=身長×0.16 太もも=身長×0.32 ふくらはぎ=身長×0.22 股下=身長×0.456 【太マッチョ体型の参考計算式】 チェスト(胸囲)=身長×0.546 ウエスト(腹囲)=身長×0.452 ヒップ=身長×0.536 二の腕=身長×0.168 太もも=身長×0.336 ふくらはぎ=身長×0.231 股下=身長×0.456男のスリーサイズまとめ
チェスト・ウエスト・ヒップの測り方や平均値、理想値をたくさん紹介しましたがいかがでしたか?
男性でも美容や健康にこだわることが当たり前の時代になってきているので、男のスリーサイズはこれからもっと一般的になっていくと思います。
男のスリーサイズの平均値や理想値を知っておけば、今の自分と理想体型の差がハッキリと数値でわかるのでどれくらい頑張ってトレーニングしたら良いのか目標を立てやすくなります。
理想体型との差が大きかった人は焦る必要はありませんが、少しずつでも良いので着実に身体を鍛えるようにしましょう。
思い立ったが吉日。
今日から何か一歩ずつ行動を始めてモテる身体を目指しましょう。