
ども。年々車が欲しくなっているセータです。
車の所有率は少しずつ減っていっているものの、やはり車という存在には惹かれます。
男性なら共感してもらえると思いますが、男に生まれたからには人生に一度は自分の車を買ってみたいものですよね。車はただ便利なアイテムというだけではなく所有しているだけで立派なステータスにもなるので女性の反応もわかりやすく変わってくることもあります。
田舎に暮らしているから。仕事上、車があると便利だから。ボーナスで大きな買い物がしたいから。女性とドライブを楽しみたいから。車を購入したいと思う動機は人それぞれです。
どんな理由であっても車を購入すること自体は全く否定しませんが、予算の決め方だけは失敗しないよう絶対に入念に決めた方が良いです。
車は本体の値段以外にもさまざまな維持費がかかってくるので、そこまで深く考えず安易に購入してしまうとローン地獄になって最悪手放してしまう人もいます。
そこで今回は車の購入を考えている人がどのくらいの値段の車を買うべきなのか?という車の予算の決め方を紹介します。好みだけではなく予算もしっかり検討した上で自分にピッタリの一台を見つけましょう。
一般的に車本体の値段の予算は年収の半分以下というざっくり目安があります。
年収が300万円の人であれば150万円まで
年収が1000万円の人であれば500万円まで
といった感じです。
でも、これって年収以外の要素が全く加味されていないんであくまで簡易な目安です。
・独身者か既婚者か。
・ひとり暮らしなのか、実家暮らしなのか。
・家族とマイホームに住んでいるのか、賃貸なのか。
・貯蓄はいくらあるのか。
・車以外のローンはあるのか。
などなど色んな状況が人によって全く違うので年収の半分以下まで!というのは当てはまらない人も多数います。
さらに、車は買ってからが大変です。というのも維持費がかかります。思った以上に。
ガソリン代や駐車場代はもちろん税金も。保険費用に車検代。備品を揃えたりカスタマイズしたい人もプラスαでまだかかってきます。
ちょっとわかりやすく予算シミュレーションをしてみましょう。
・東京在住の一人暮らし
・会社員。
・年収500万円
・毎月の手取り35万円
・家賃10万円
・食費や電気代などの毎月の固定出費9万円
・毎月交際費は最低5万円は確保したい
・貯金は300万円あるが残しておきたい
この車山さんの場合、 毎月の収入が30万円に対して支出が24万円なので毎月6万円が余裕資金になります。さらにボーナスの手取り80万円も加えると余裕資金は年間合計で152万円となります。
次に車の維持費をシミュレーションしてみましょう。
・車検&税金 10万円
・保険 5万円
・ガソリン代 12万円(月1万円)
・オイル交換 1万円
・その他修理費備品類等 2万円
合計で年間に70万円も維持費がかかります。
車山さんの場合、年間の余裕資金(152万円)から年間の車維持費(70万)を引いても82万円残るので車を購入した後の維持費には問題がないことがわかります。
では問題は車本体の予算を考えてみましょう。
先程出てきた「車の予算は年収の半分以下まで」という目安にならうとすると年収500万円の車山さんの場合は250万円までの予算となります。
もし250万円の車を貯金で一括購入すれば何も問題ありませんが、車山さんのように貯金を頭金として使いたくない場合はどうなるでしょうか。
頭金0で車を購入する場合、250万円全額がローンになります。そしてローンの金利分が高くなります。金利は仮に3%としておきましょう。
車山さんは毎月6万円余裕資金があるので5年ローンか7年ローンであれば問題ないですが3年ローンにしようとすると赤字になってしまうのでローン返済にボーナス分をつぎ込む必要が出てきます。
計算は割愛しますが、車山さんの場合は約50万円をボーナスから充填すれば月々の返済額を6万円以下にするこができます。
長くなりましたが、車山さんのようにある程度の収入と貯蓄がある人は年収の半分程度の車であれば問題なく買うことができます。
でも逆に車山さんの年収が300万円(手取り250万円)だったり、貯蓄が0だった場合は状況が大きく変わってきます。生活水準を下げ、ローンを長く設定し、貯蓄やボーナスもほぼ車の費用につぎ込むことになります。さらにボーナス減ったり結婚してお金がかかる事態になればローン地獄になってしまいます。
このことから車の予算というものは“年収だけで安易に決めては危険”ということがわかります。
出費や貯蓄、家庭環境、居住形態、仕事の状況など全てのトータルで予算を考えて慎重に考えましょう。