
洗顔っていつやるべき?
タイミングって大事?
一日に何回やるべき?
順番とか決まりがある?
お湯が良い?水でもOK?
洗顔料はどんなのが良い?
洗顔って実際にやってみると、意外といろんな疑問点があったりしますよね。
しかも、間違ったやり方で洗顔をしてしまうと、顔の肌を痛めてしまったり、汚れを落としきれなかったりするので、洗顔のやり方はめちゃくちゃ大切です。
そこで今回は、ちょっとでも洗顔のやり方に疑問がある男性向けに【男の洗顔のやり方】をバッチリ解説していきます。
洗顔はスキンケアに欠かせない超重要なファーストステップなので、完璧にやり方をマスターしてみましょう!
慣れたら無意識に洗顔できるようになりますが、完全にマスターできるまでは何度も正しいやり方を確認しましょう。ブックマークやお気に入りをお忘れなく!
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男の洗顔は一日2回!一日3回以上の洗顔はNG!
顔の皮脂は放っておくとどんどん分泌されていき、時間が経てば経つほど顔がテカテカになっていきます。
特に男性は女性よりも皮脂の分泌量が多いので、その分顔がテカりやすくなっています。
そこで、定期的に洗顔を行って皮脂をしっかり洗い落とし、リセットしてあげる必要があります。
ここで、注意したいのが『テカリのもとである皮脂も必要な存在である』ということです。
「皮脂がなければこんなに顔がテカらないのに・・・邪魔だな」と思って、一日に何度も洗顔をしてしまう男性がいますがこれはNGです。
皮脂が全くゼロの状態は、顔の皮膚が無防備になるので良くありません。
皮脂は、皮膚から水分が蒸発するのを防いでくれたり、肌に弾力性を与えてくれたり、弱酸性に保って殺菌してくれたり、としっかりした役割があります。
つまり、過剰に洗顔をしすぎると、皮脂を必要以上に削ぎ落してしまうことになり、体が「皮脂がない!急いで分泌しろ!」と信号を送って、皮脂が常に分泌される状態になるので、ニキビやテカリが加速してしまうという危険性があります。
よって一日の洗顔の回数は2回を基準として、3回以上も過度に洗顔しないようにしましょう。
男の洗顔はいつ?洗顔のベストタイミングは朝と夜!

洗顔のベストタイミングは、【朝】と【夜】です。
先程説明した通り、皮脂はテカリのもとではありますが、ちゃんとした役割があるので肌に欠かせないものになっています。
しかし、皮脂は分泌されてから6時間程度で酸化してしまいます。
酸化した皮脂が蓄積すると、くすみやニキビ、嫌なニオイにつながってしまうので、毎日きちんと洗顔で洗い流す必要があります。
本当は6時間おきに洗顔して、酸化した皮脂を顔に残さないようにしたいところではありますが、洗顔のし過ぎもNGなので、バランスよく時間をあけて洗顔する必要があります。
【朝】と【夜】に洗顔すれば、ちょうど半日間隔で洗顔していることになるので、時間的なバランスがとても良くなります。
酸化した皮脂を顔に長時間放置させることもないので、洗顔のタイミングは【朝】と【夜】を目安にするのが理想的です。
夜の洗顔は帰宅後すぐに洗顔しても良いですが、お風呂に入った時に洗顔するほうが楽です。
お風呂の中では乾燥を気にする必要がないので先に洗顔しても最後に洗顔してもどちらでもOKです。
洗顔の回数は【肌質】と【季節】によって異なる!

「洗顔の回数は1日2回」と解説しましたが、『絶対に2回!』というわけではありません。
“普通肌~オイリー肌”の男性の場合は、基本的には1日2回の洗顔でOKですが、乾燥肌や敏感肌の男性の場合は1日1回の洗顔でも良い場合があります。
一口に乾燥肌や敏感肌といっても人それぞれに程度や状態が異なるので、洗顔を1日1回にするか、2回にするかは自分自身で判断する必要があります。
特にひどい乾燥肌と自覚している人や、普段よりも肌の乾燥が気になるという時は、洗顔の回数を1日1回だけにしてみて、肌の様子をみながら洗顔の回数を調整するようにしましょう。
また、季節によって洗顔の回数を変えるのも有効です。
夏場よりも冬場の方が肌が乾燥しやすいので、冬に肌の乾燥が気になる人は洗顔の回数を1回におさえて肌の乾燥を防ぐようにすると良いです。
ただし、なるべく皮脂や汚れを落として清潔にしておきたいので、“2回洗顔していたらより乾燥が悪化していると感じたら洗顔は一日1回”、“特に違和感がなければ冬でも一日2回洗顔する”など自分の肌と相談して回数を判断しましょう。
「洗顔」=「洗顔料を使って顔を洗う」ってこと?

洗顔のタイミングや回数を解説しましたが、「洗顔」って「洗顔料を使って顔を洗うことを言ってる?」「まさか水洗いのことじゃないよな・・・?」と疑問に感じる人もいます。
ここで解説している「洗顔」というのは基本的に「洗顔料を使って顔を洗うこと」を指しています。
水洗いや普通の石鹸などでは顔の皮脂や汚れをキレイに落としきれないので、洗顔料を使って洗顔した方が圧倒的に顔を清潔に保ちやすいです。
乾燥肌の男性で「1日2回洗顔するのはちょっと多いかも・・・」と感じている場合は、朝は水洗いで済まして、夜はしっかり洗顔料を使って洗顔するというのもアリです。
男性向け洗顔料は洗浄力高めになっている

男性の肌は女性の肌よりも皮脂が多く分泌されるので、洗顔料の洗浄力が高めに設定されている傾向があります。
普通肌~オイリー肌の男性であれば、洗顔料の洗浄力が高いことは特に気にする必要はありませんが、敏感肌や乾燥肌の男性の場合は刺激が強かったり、乾燥しやすくなる場合があるので、敏感肌や乾燥肌の人でも使える洗顔料を選ぶようにしましょう。
乾燥肌だけどニキビがあるなど混合肌の男性の場合は、1日2回の洗顔を両方とも洗浄力が高い洗顔料を使うと乾燥が悪化してしまう可能性があるので、“朝は乾燥肌向けの洗顔料”で、“夜はしっかり汚れを落とせる洗浄力重視の洗顔料”と2種類の洗顔料を使い分けるのもアリです。
男性が洗顔をする前に準備したいコト・モノ

洗顔を始める前に準備しておきたいことやモノを解説します。
洗顔の準備【ヘアバンド】
ヘアバンドで前髪をしっかり上げておくと、髪を気にすることなく顔全体をしっかりキレイに洗顔することができます。
洗顔の準備【手洗い】
洗顔はもちろん自分の手で自分の顔を触るので、手が汚いのはNGです。
顔を洗う前に必ず手をキレイにしておきましょう。
洗顔の準備【泡立てネット】
洗顔料のタイプにもよりますが、泡立ちするまでに時間がかかるタイプの洗顔料は意外にたくさんあります。
きめ細かい泡であればあるほど顔を傷つけずキレイに洗顔できるので、選んだ洗顔料が泡立ちにくい場合は泡立てネットを使うようにしましょう。
洗顔の準備【化粧水】
洗顔したあとはすぐに肌の水分が蒸発していくので、洗顔後すぐに保湿できるように、化粧水を近くに準備しておきましょう。
【男の洗顔のやり方】6つのステップを順番に

それでは、男の洗顔のやり方を6つのステップで解説します。
【男の洗顔のやり方】①37℃前後のぬるま湯で予洗いする
最初のステップはぬるま湯での予洗いです。
洗顔は水よりも37℃前後のぬるま湯が理想的とされています。
体温よりもちょっと温かい程度のお湯で顔を数回パシャパシャと予洗いしておくと、顔の毛穴が開いて汚れが落としやすい状態にすることができます。
予洗いは顔をゴシゴシこする必要はなく、顔にお湯を浸透させるイメージで行います。
【男の洗顔のやり方】②きめ細かい泡をつくる
予洗いの後は、“泡づくり”です。
おそらくココが洗顔のやり方のステップで一番重要です。
洗顔料を手に出して、ソッコーで顔をゴシゴシ・・・これは完全にNGです。(泡立たないタイプの洗顔料であればOKです。ゴシゴシではなく優しく洗いましょう。)
洗顔料を手に出したら、しばらく手の上できめ細かい泡をつくる作業に集中します。
泡がきめ細かくしっかりしていればしているほど、顔の汚れや皮脂をからめとることができ、さらに肌へのダメージも少なくなるので、泡づくりの上手さが洗顔の良し悪しを左右することになります。
「上手く泡立たないんだが」「これって泡立ちにくい洗顔料じゃね?」と感じたら泡立てネットを使ってみましょう。
泡立てネットを使うとほとんどの洗顔料できめ細かい泡がつくれるようになるので、1つ持っておくとかなり便利です。
【男の洗顔のやり方】③Tゾーンから洗う

バッチリ“泡づくり”が完成したら、皮脂の分泌が多いTゾーンから先に泡を乗せていきます。
「テカリを落としたい!!」と思ってゴシゴシ気合を入れて洗いたくなりますが、ここは逆にめちゃくちゃ優しく丁寧に、顔をなでるようにして汚れを落としていきます。
手の平というよりは指の腹を使っていくと優しく洗いやすいです。
泡は肌にくっついているだけでも皮膚の汚れを浮かしてくれるので、ゴシゴシと強い摩擦を与える必要がなく、浮いてきた汚れを泡でからめとってキャッチしていくイメージで洗顔するのがポイントです。
【眉毛ライン~髪の生え際までのおでこ全体】と【鼻筋や小鼻周り】を立体的にくまなく撫でていきましょう。
【男の洗顔のやり方】④Uゾーンを洗う

TゾーンのあとはUゾーンです。
Uゾーンは頬からあごにかけての部分で、Tゾーンよりは皮脂の分泌が少ないなのでササッと泡で撫でる程度でOKです。
Uゾーンは開けているゾーンなので手の平で一気にゴシゴシやりがちですが、こちらもTゾーンと同じく指の腹で優しく洗うようにしましょう。
Tゾーン→Uゾーンで洗顔が完了したら顔全体に泡をのばして顔全体を優しく洗います。
Tゾーン(20~30秒)→Uゾーン(10~15秒)→顔全体(10秒)くらいの時間配分イメージで、トータル1分程度でOKです。
洗顔は長ければ良いというものではなく、時間が長いほど皮脂を過剰に取り除いてしまい、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
30秒~1分程度で十分キレイに洗えるので、無駄に長時間洗ってしまわないようにしましょう。
【男の洗顔のやり方】⑤顔をキレイにすすぐ

顔全体の洗顔が終わったらキレイに顔をすすぎます。
すすぐ水の温度は、予洗いと同じでぬるま湯が理想的です。
熱すぎず冷たすぎない37℃前後のぬるま湯は、毛穴を開いた状態に維持しつつ、皮脂を過剰に奪い取りません。
重要なのは泡を顔に残さないことです。
泡は洗顔料の成分がたっぷり入っているので、洗い残しがないように、生え際や鼻周り、もみあげ、あご付近など顔全体を丁寧に洗い流しましょう。
【男の洗顔のやり方】⑥タオルで水分を吸い取る

すすぎが完了したら、最後はタオルで水分をしっかり拭き取ります。
「拭く」というよりは、ポンポンっとやさしく水分を「吸い取る」ようなイメージで、顔をこすらないようにしましょう。
そして、必ず清潔なタオルを使いましょう。
せっかく顔をキレイに洗顔しても、最後に菌がついたタオルで顔を拭いていては残念過ぎるので、手を拭くようのタオルや、昨日お風呂の後に体を拭いた半乾きのタオルなどは絶対に使わないようにしましょう。
男の洗顔におすすめのメンズ洗顔料

洗顔のやり方も重要ですが、どの洗顔料を使うかというのもかなり重要です。
どんなに正しいやり方で洗顔を続けても、自分の肌に合っていない洗顔料を使っていると、皮脂や汚れを落としきれなかったり、最悪は肌トラブルにつながってしまう可能性もあります。
洗顔料は毎日自分の顔に使うものなので、値段重視で選ぶよりは自分の肌質との相性重視で選ぶようにしましょう。
とは言ってもメンズ向けの洗顔料はかなりたくさんあるので、自分と相性が良い洗顔料を見つけるのは結構大変です。
どれを使ったら良いか迷っている人は、メンズ向けのおすすめ洗顔料ランキングを参考にしてみてください。
総合的に優れた洗顔料や、肌質別におすすめの洗顔料を紹介しているので自分に合った洗顔料が見つけやすくなっています。
洗顔料を選ぶ際のチェックポイントや配合成分を詳しく知りたい人は後悔しないメンズ洗顔料の選び方を参考にしてみてください。
洗顔後の保湿とメンズスキンケアのやり方

洗顔が終わってタオルでしっかり拭いた後は、顔の水分はどんどん蒸発していくので、保湿をしておくことが必須です。
保湿せずに、肌を乾燥させておくと、ニキビやシミ、しわ、たるみにつながったり、皮脂の分泌を促進させてオイリー肌になったりするなど、良いことが何一つありません。
なので、女性は当然のように洗顔後すぐに保湿のスキンケアを徹底していますが、男性の場合は女性よりも美容の知識が乏しいので、洗顔して「ハイ、おしまい♪」という人もいます。
洗顔だけで満足していては、ニキビ、シミ、しわ、たるみ、テカリ肌などほぼ全ての肌トラブルの元凶である『肌の乾燥問題』を全く解決できていないので、保湿は男性でも必ず行うようにしましょう。
①綺麗に洗顔
②化粧水ですぐに保湿
③乳液やクリームでバリア
この流れはスキンケアの鉄則なので、洗顔だけで終わって満足している男性は必ず化粧水で保湿も行うようにしましょう。
保湿やメンズスキンケアの方法はメンズスキンケアのすべてで解説しています。
「化粧水?化粧水のあとに乳液?めんどくせぇ・・・」という男性は【オールインワン】でのスキンケアが楽ちんです。
オールインワンは洗顔以降の保湿やバリアなどのスキンケアを1本で完結してくれるアイテムなので、スキンケアになるべく時間をかけたくないという男性には向いています。
ただし、時間がかからず楽ちんな分、化粧水で保湿した後に乳液やクリームを使ったスキンケアよりは効果が落ちるので、
・しっかり保湿や美容ケアをしたい男性→【化粧水+乳液(orクリーム)】
・なるべく楽にスキンケアをしたい男性→【オールインワン】
このように自分に合った方のスキンケアを選択しましょう。
男の洗顔の正しいやり方まとめ
洗顔はスキンケアのファーストステップとしてとても大切です。
間違った洗顔のやり方だと、皮脂や汚れが落としきれなかったり、肌トラブルを招く可能性があるので、正しい洗顔の方法をマスターして肌を傷付けることなく清潔に保っていきましょう。
そして、自分に合った洗顔料を選ぶことや洗顔後のスキンケアも重要です。
美容に関心がある男性や、清潔感を出すために努力している男性は、既に自分に合ったアイテムを見つけて、正しいスキンケアを始めています。
自分の顔を清潔にするためにも、周りと差が付かないようにするためにも、「始めようかな!」思った時に本格的なスキンケアをスタートしてみましょう。