男の顔のシミやくすみケア決定版|シミは病気?原因と対策まとめ

「あれ?こんなところにシミなんてあったかな・・」

「この黒いくすみは一体何?」

年齢を重ねると顔にシミやくすみができやすくなるので、女性だけでなく男性でもシミやくすみをどうにかしたいと思う人は多いです。

そこで今回は男性の顔のシミやくすみの消し方や予防法について解説していきます。

まずはシミやくすみができてしまう原因からチェックしていきましょう。

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男の顔にシミやくすみができるメカニズム

男の顔にシミやくすみができるメカニズム

紫外線を浴びると、チロシナーゼと言う酵素が活発になり、皮膚の表皮の底にあるメラノサイト内で“メラニン”という色素が生成されます。

このメラニンが皮膚の表面に移動して、バリアを張ってくれることによって私たちの体が紫外線から守られています。

健康な状態であれば、役目を終えたメラニンは「肌のターンオーバー(肌の新陳代謝、生まれ変わり)」によって、剥がれていき新たな肌が生まれてきます。

しかし、この「肌のターンオーバー」のサイクルに異常が生じて、役目を終えたメラニンが剥がれ落ちずに残り続けてしまうと、体に色素沈着してしまいます。

この色素沈着がシミやくすみの元になっています。

ターンオーバーが乱れる要因

肌の生まれ変わりのサイクルである、「ターンオーバー」が乱れてしまう要因は大きく3つあります。

紫外線

長年紫外線を浴び続けると肌がダメージを受けて、皮膚の細胞再生能力が低下して、メラニンを剥がし落とす排泄能力が弱まっていきます。

なので、日常の日焼け止め対策をどれだけ行っているかが、高齢になった時のシミやくすみの数に大きく影響してきます。

喫煙・ストレス

たばこやストレスもシミ・くすみに悪影響があります。

たばこやストレスは老化を促進する活性酵素を増加させ、この活性酵素がメラノサイトを刺激することによってメラニンを過剰に生産してしまうため、色素沈着が生じやすくなります。

生活習慣

不規則な生活や過労による血行の悪化も、メラニンの排泄を遅らせる要因の一つになっています。

ターンオーバーのサイクルが乱れるとメラニン色素

出典・参考:『くすりと健康の情報局』https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/

男の顔のシミやくすみは病気のサイン?

顔にできるシミの種類

よく、シミは病気なのか?と不安になる人もいますが、シミは皮膚の色素異常(良性の病変)で、中年以降の年齢層では多く見られるため、深刻な病気というわけではありません。

ただし、シミに似た皮膚病などは存在するので、「シミではなさそうかも・・・」と感じた場合は病院で診察を受けるようにしましょう。

顔にできるシミの種類

一般的にシミの種類は4つに分類されます。

日光性黒子(老人性色素斑)

日光性黒子は、最も多いシミやくすみの種類で、主な原因は紫外線です。

淡い褐色~濃い褐色をしていて、顔以外の腕など紫外線に当たりやすい部分にはできやすいシミです。

肝斑(かんぱん)

肝斑は、女性の顔に生じやすいシミで女性ホルモンが関係していると言われています。

薄い褐色で、特徴は、頬骨に沿って左右対称にできること、30~40代の女性に多いこと、高齢者ではあまり見られないこと、が挙げられます。

雀卵斑(ソバカス)

雀卵斑は、いわゆる「ソバカス」と呼ばれるシミで、遺伝による要因が大きいです。

雀卵斑の特徴は、直径数ミリ以下の丸い斑点である、主に顔の頬や鼻周りにできる、幼少期から存在する、家族にも似たようなシミがある、ということが挙げられます。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、やけどやニキビ、化粧品によるかぶれなどが治ったあとに生じる褐色のシミです。

過去にそのような皮膚の炎症があったという人は、この炎症後色素沈着である可能性があります。

一般的なシミである日光性黒子とはハッキリ見分けがつくわけではありませんが、日光性黒子に比べてやや凹凸があったり、大き目な場合があります。

時間の経過とともに徐々に薄くなっていくケースも多いです。

男の顔のシミやくすみの予防・ケアの方法

男の顔のシミやくすみを消す改善方法

男性向けの顔のシミやくすみケアの方法を紹介します。

生活習慣の改善

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの取れた食事はシミやくすみをはじめ、全ての肌の悩みに有効です。

特にシミやくすみ対策として有効な栄養分はビタミンE、ビタミンB2、リコピンです。これらに美肌作りのベースとなるビタミンCもプラスして摂取するようにしましょう。

具体的な食材でいうと、トマト、にんじん、ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃ、玄米などがあります。

質の高い睡眠

シミやくすみの原因に肌のターンオーバーの乱れがあることを解説しましたが、この肌のターンオーバーと睡眠は大きく関係しています。
 
睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されて、ターンオーバーが起動するスイッチが入るため、メラニンを排泄しやすい肌作りにつながります。
 
普段睡眠時間が短かったり、熟睡できない人は、睡眠の質を高めるように改善しましょう。

定期的な運動

運動で筋肉を使うことによって、体中のリンパの流れが良くなります。
 
リンパの流れが良くなると、溜まった老廃物を排出したり、体の代謝が良くなるため、肌のターンオーバーにも良い影響があります。

シミやくすみ対策に特化したサプリ

シミやくすみに悩んでいる人専用に作られているサプリは、代表的なシミやくすみのケアの一つです。
 
シミ専用に考えられたサプリなので、当然シミに有効なビタミンCやビタミンE、ビタミンB2を配合していて、シミやそばかすを薄くする効果に期待できます。
 
さらにシワになりにくい予防効果もあるので、顔の老化が気になる男性にはおすすめです。初回割引や返金保証がついているものもあります。

日焼け止めクリームで紫外線対策

最も一般的なシミである日光性黒子の主な原因は紫外線なので、紫外線対策をしているか・していないかは、年齢を重ねたときのシミの濃淡や大小に大きく影響します。
 
これまで紫外線対策をしていなかった人や、敏感肌で日焼け止めクリームに抵抗があったという人でも、最近は肌に優しくて塗りやすい日焼け止めクリームもあるのでとりあえず一本は持っておいても良いでしょう。
 
別に毎日塗る必要はなく、日差しが時に強い日や、一日中外出することが決まっている日など、特に紫外線を受けそうな日だけ、外出前に塗るだけでもかなり違います。

BBクリームでシミを隠す

BBクリームはシミを自然に隠すことができるクリームで、今すぐにシミを解消したい場合に有効です。

ただし、女性用のBBクリームを使ってしまうと、クリームを塗った部分が白っぽくなるので、男性向けの自然な色合いのBBクリームを使って肌に馴染むようにしましょう。

肌のシミを隠しながらも紫外線対策としても有効なものが多いです。

化粧水や美容液による保湿ケア

肌のターンオーバーの乱れは紫外線だけでなく、肌の乾燥も要因の一つになっています。
 
紫外線対策は日差しの強いや長く外出する時に行い、普段は肌を乾燥から守るスキンケアをするというのがシミやくすみケアの基本になります。
 
保湿はシミやくすみにも、肌荒れ、ニキビ、赤み、かゆみなど肌トラブル全般に有効なので、化粧水や美容液を普段まったく使っていないという男性は使ってみることをおすすめします。
 
すでにスキンケアをしている男性でも、使用している化粧水や美容液でしっかり保湿ができていないと感じていれば、「これは良いかも」と感じるものに出会うまで色々と試してみることをおすすめします。

ピーリングによるターンオーバーの促進

化粧水や美容液などでスキンケアをしているけど、シミやくすみが取れないという場合は、「ピーリング」を試してみると良いかもしれません。
 
ピーリングは肌の古い角質を取り除いて肌を活性化してターンオーバーを促進してくれる効果があるので、シミやくすみをはじめ、シワやニキビなどの肌トラブルに悩んでいる人に使われています。
 
肌トラブルは女性だけでなく男性にも当然起こるので、最近は男性でもピーリングをしている人は増えてきています。

シミ専用のメンズ向け美容品でスキンケア

最近はシミ消し専用の化粧品も増えてきていますが、シミを予防する効果だけしかなく、シミを消す・薄くするまでに至っていない商品も多いです。
 
シミを予防するだけなのか、あるいはシミを消したり薄くしたりすことができるのか、それを見分けるポイントは「薬用」か「医薬部外品」と表記があるかどうかです。
 
さらに、男性向けにつくられているかどうかも効力に影響があります。
 
病院の薬ではなく自宅でスキンケアしたい人やクリニックでのレーザー治療に抵抗がある人にはおすすめです。

クリニックでレーザー治療

費用やレーザー治療に特に抵抗がないという人であれば、クリニックでレーザー治療を受けるのが、最も確実で即効性があります。
 
シミの大きさにもよりますが、数万円~10万円程度はかかる場合は多いです。

男の顔のシミやくすみの原因と対策法まとめ

男性の顔のシミやくすみについて原因や改善方法を紹介しました。
 
今までどうやってシミを治したらよいのかわからなかった、という人は自分に合った方法を試してみましょう。
 
シミやくすみがなくなると清潔感や若々しさが増してくるので、自信にもつながります。

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