サラリーマン(社会人)の睡眠時間!平均と理想の差が明らかに。

ども。セータです。

社会人になると「今日もあんまり眠れないな…」「明日は早朝に起きないと…」と学生時代とはうって変わって多忙な生活が始まります。

会社や職種によって、働く時間は変わりますが世の中のサラリーマンや社会人が一体どのくらい眠れているのかちょっと気になりませんか?

今回は、サラリーマンや社会人の睡眠時間をリサーチして、平均的な睡眠時間と理想的な睡眠時間を紹介します。

自分はよく眠れている方なのか、はたまた睡眠不足なのかチェックしてみましょう!

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日本人の平均的な睡眠時間

こちらは日本人の平均睡眠時間を「年齢別」「男女別」で表したグラフです。

日本人の平均睡眠時間

参考:『快眠.life』https://www.human-sb.com/
『総務省統計局』http://www.stat.go.jp/

ぱっと見た感じですが、全体的に睡眠時間が長いような気がしませんか?

ほとんどの年齢層で平均7時間以上の睡眠が取れています。

また、男性よりも女性の方が睡眠時間が短い傾向があることもわかります。

結婚している夫婦であれば、妻は夫よりも先に起きて朝食を作ってあげたり、一日の家事が全て済んだ後に自分の時間を過ごしますよね。これが女性の方が全体的に睡眠時間が短い要因だと考えられます。

さらに、60歳で定年を迎えるとだんだん睡眠時間が長くなっていることもハッキリとわかりますね。

社会人の平均的な睡眠時間

では、サラリーマンなど社会人の睡眠時間はどうなっているでしょうか。

高校や大学を卒業してから定年の60歳までを対象にした場合、大体20歳~60歳が社会人に該当します。

社会人(20歳~60歳)だけの平均睡眠時間をピックアップしてみました。

社会人の平均睡眠時間

社会に出たばかり、あるいは大学生である20代の方が、30代・40代・50代よりも睡眠時間が長く、8時間近くも眠れていることがわかりますね。

この若い社会人の方がたくさん眠れている理由は、3つ考えられます。

大学生が含まれている

20代前半には多くの大学生が含まれています。

社会人よりも学生の方が自由な生活を送れるので、ゆっくりと十分な睡眠が取れていると考えられます。

役職や仕事量の違い

若い社会人は何をするにも初めてで大変ですが、仕事に慣れてきた30代・40代はもっと大変です。

一つ一つの仕事の重みが増してくる上に仕事量もどんどん増えていきます。さらに、役職に就いたりすると部下の面倒を見たりと管理職の仕事まで増えてきます。

30代以上の社会人の方が20代よりも多忙なことが睡眠時間にも現れてきていると考えレれます。

世代による生活リズムの違い

社会に出たばかりの20代の社会人は遅くまで飲みや遊びに行ったり、帰宅してからもパソコンやスマホを触ったりとついつい夜遅くまで活動しがちです。そして翌日は出社ギリギリまで眠っている人が多い傾向があります。

これに対して30代以上の社会人の場合は、結婚をして家庭を持つ人が増えてくるので、深夜まで飲み歩いたりする機会も減って安定した生活リズムを送るようになります。

この安定した生活リズムと、加齢によって朝早くに目が覚めるようになっていきます。

こうなると、睡眠時間は自然と短くなっていきます。

社会人の理想的な睡眠時間

では、理想的な睡眠時間は何時間なのでしょうか?

一般的に6.5~7.5時間が理想的な睡眠時間と言われています。

たっぷり寝れば寝るほど良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、寝過ぎるのも望ましくないとされています。

睡眠時間が長過ぎるとレム睡眠(浅い眠り)の時間が増えてしまうので、交感神経の働きが不安定になり、心臓や血管に負担がかかりやすく心疾患などの病気のリスクが高くなってしまうと言われています。

逆に睡眠時間が短過ぎるのも当然良くありません。

睡眠時間が短いと次のようなたくさんの問題が生じてしまう可能性があります。

短い睡眠時間が引き起こす症状

太りやすくなる

睡眠不足になると、肥満ホルモンとして知られる「グレリン」という物質の分泌が増えるので食欲が旺盛になり、太りやすくなります。

老化が進む

睡眠不足によって成長ホルモンの分泌量が減り、筋肉や皮膚などの体組織を修復しにくくなり身体が衰えやすくなります。

ストレスが溜まる

寝ることはストレス解消にもなりますが、逆にしっかり眠れないと下痢や便秘、高血圧など良くない症状が現れるようになってきます。また、段々とイライラしやすくなって細胞を傷付けてしまう活性酸素が体内に発生しやすくなります。この活性酸素も老化をすすめる原因の一つで、肌のシワや目の下のクマ、たるみなどを引き起こします。

免疫力が低下する

脳とカラダの疲れを十分にとることができなくなり、疲労感や倦怠感を感じやすくなります。身体を十分に回復できていないことから感染症などに対する免疫力が低下するので風邪などで体調を悪くしやすくなります。

集中力が低下する

睡眠不足による交感神経の鈍化によって頭がボーっとするようになります。集中力や判断力が低下するので生活上の全ての行動に影響を及ぼしてしまいます。

他にも生活習慣病や心疾患にかかりやすくなったり、腸内環境が悪化したりと、良くない症状はたくさんあります。

睡眠不足を軽く考えて放置しておくと、命にかかわってくることなので、ずっと睡眠不足が続いているという人は注意しておきましょう。

睡眠の質を上げる5つの方法

睡眠時間が長くとれない時は、短い時間でもぐっすり眠れるようにしたいですよね。

睡眠の質を上げる5つの方法を紹介するのでチェックしておきましょう。

1.朝日を浴びる

夜に眠りやすくするためには朝起きた時にしっかり太陽の光を浴びることが大切です。

朝日を浴びるとセロトニンが正しく分泌されて体内時間を調整することができます。

2.カフェインは就寝5時間前まで

カフェインは覚醒作用があるので、寝る直前には飲まないようにしましょう。

5時間近く覚醒効果が持続する場合もあるので、夕方以降はなるべく摂取しないことがおすすめです。

3.アルコールは就寝3時間前まで

お酒を飲んでぐっすり寝よう!とする人がいますがこれはNGです。

お酒を飲むと確かに睡魔がやってきますが、アルコールが分泌されて発生するアセトアルデヒドという物質によって睡眠の質を下げられてしまいます。

アルコールの摂取は就寝時間の3時間前までを目安にしておきましょう。

4.寝る直前にスマホ・パソコン・テレビを見ない

スマホなどの画面には眠気を促すホルモンやメラトニンを低下させてしまうブルーライトが含まれています。

これによってなかなか寝付けなくなってしまうので、睡眠の直前30分~1時間の間はブルーライトから離れて過ごすようにしましょう。

5.生活に適度な運動を取り入れる

運動と睡眠の質は大きく関係しています。

運動をすると体温が上がり、やがて徐々に体温が低下していきます。この体温が低下する時に眠気が生じます。

なので、日中適度に運動をしていれば、帰宅してから体温の低下とともに自然な眠気がやってくるので普段なかなか寝付けない、ぐっすり眠れないという人は生活に運動を取り入れてみましょう。

サラリーマン(社会人)の睡眠時間の平均と理想まとめ

社会人の睡眠時間について紹介してきましたが、いかがでしたか?

現在7時間前後快適に眠れているという人は、大きな心配は要らないでしょう。

でも、3~4時間の短い睡眠が続いている人は様々な悪い症状につながる可能性があるので、少しでも睡眠時間を長く確保できるように対策をしていきましょう。

逆に寝過ぎている人は、7時間程度に睡眠時間を調整するようにしましょう。

睡眠は長ければ長いほど良いというものではありません。

7時間前後の適度な睡眠時間と高い睡眠の質を維持することが大切です。

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