
ども。セータです。
止まらない脇汗にムワ~ンと広がる何とも言えないニオイ。
脇汗問題は、男にとって永遠の課題です。
特に女性は男の臭いや汗に対してビックリするぐらい敏感なので、自分で「あっ!これはマズいかも…!」なんて気付いた時には大抵の女性は既に察知しているものです。
脇汗と臭いに気付いた後でドタバタと対策をしても、もう手遅れなので脇汗対策は普段からしっかりと準備しておきましょう。
今回は男の脇汗と臭いを抑える効果的な対策を6つ紹介しますが、どうして脇汗や臭いが発生するのか?というメカニズムを知っておくことも重要です。
原因をしっておけば脇汗の量や臭いをより低減できるかもしれません。
脇汗と臭いの原因と対策をしっかり理解して、わずらわしい脇汗を取り除いてやりましょう!
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脇汗が出る理由とは
そもそも、どうして脇汗が出るのでしょう。
脇汗が出るというのは元々カラダに備わっている、生きていく上で必要な機能です。
脇汗をかくと体から余分な熱が放出されて体温が下がるので、体温を適温に調整することができます。
この体温を調整してくれる汗は脇以外にも額や手足から放出されます。(よく汗が出る部分ですね。)
エクリン汗腺とアポクリン汗腺
脇・額・手足から出る汗はエクリン汗腺という人間の体表面を覆っている経路から放出されます。
エクリン汗腺から放出される汗というのは90%以上が水分なので、基本的に臭いはありません。
ただし、皮膚にたまった菌や皮脂の汚れが汗に混じってしまうと嫌なニオイが発生してしまうこともあります。
また、エクリン汗腺の他にアポクリン汗腺と呼ばれる経路もあります。
こちらを通って出てくる汗はタンパク質が豊富に含まれているため菌が繁殖しやすく、かなり臭いです。
このアポクリン汗腺から出てくる汗の臭いがワキガの原因にもなっています。
ワキガの場合は一般的な脇汗の臭いよりも強い傾向があるので、本格的に治すには治療が必要になってきます。
ただし、いきなり治療をするのではなく、一般的な脇汗対策でもニオイを解消できるケースもあるので今回紹介する原因や対策もしっかりチェックしておいて損はありません。
男の脇汗と臭いとなる6つの原因!
人間が生きていく上で脇汗が出るのは自然なことだと紹介しましたが、より脇汗が出やすくなってしまう原因もあります。
「夏に限らず年中たくさん汗をかいてしまう人」や「暑いわけじゃないのに汗をかいてしまうという人」は心当たりが無いかチェックしてみましょう。
1.緊張感やストレス
極度のプレッシャーやストレスを抱える日々が続くと交感神経が刺激されて発汗につながります。
これは体温調節のために出る「温熱性発汗」ではなく「精神性発汗」と呼ばれるものです。
「温熱性発汗」はサラサラしていて無臭ですが、「精神性発汗」は少しベタつきがあったり白っぽかったりする特徴があります。
緊張やストレスが続いている人はリラックス方法を見つけて「精神性発汗」を抑えていきましょう。
2.運動不足
脇汗などの汗は主に体温調整のために体外へ放出されますが、運動不足の人の場合はこの体温調整機能が低下してしまって上手に汗をかけなくなる場合があります。
普段、ランニングや筋トレなどの運動をしている人は日常的に汗をかくので、体温調整機能が常に正常に働いています。
逆に普段まったく運動をしないという人は汗をかくことが滅多にないので、「体温調整は必要ないな」とカラダが判断してしまいます。
そうなると、久しぶりに汗をかいた時に過剰に汗をかいてしまったり、一旦汗をかいたらずっと止まらなくなってしまうことがあります。
定期的に運動することは汗だけでなくカラダの様々な機能に良い影響を与えます。
運動不足気味の人は軽めのジョギングでも良いので生活に運動を取り入れてみましょう。
3.食生活
食生活と汗は密接な関係があります。
一般的に和食よりも洋食の方が汗をかきやすくなると言われています。
肉や乳製品などのカロリーや脂肪分が多い食事をたくさんとってしまうと体温が上がりやすくなり、さらに肥満にもなりやすくなるので発汗作用が促進されます。
脇汗の量を減らすには、大豆製品などに含まれるイソフラボンが効果的です。
発汗を抑制してくれる上にニオイを抑える食べ物としても有名です。
イソフラボンを多く含む食品としては納豆、豆腐、豆乳、油揚げ、大豆煮、きな粉、味噌などがあります。
4.睡眠不足
睡眠不足はカラダの様々な機能に悪い影響を与えてしまいます。
自律神経や副交感神経がバランスを崩してしまうと、汗をコントロールできなくなるので体温を十分に調整できていたとしても過剰に汗が分泌されてしまうこともあります。
また、十分に睡眠が取れていないとイライラしやすくなったりと精神面にも悪い影響を与えてしまいます。
脇汗の量や臭いが気になる人は最低でも7時間は睡眠を取るようにしましょう。
5.遺伝
汗には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があると紹介しました。
このうち、ワキガの原因にもなる「アポクリン汗腺」は遺伝する傾向があります。
両親のどちらかがワキガ体質であれば50%の確率でワキガになる可能性があります。
6.ホルモンバランス
加齢によってホルモンバランスが乱れることがあります。若い頃はたくさん分泌されていたホルモンが年齢ととも減少して「なんとなく疲れやすい」「肌の調子が悪い」「やる気が出ない」といった症状につながります。
このようなホルモンバランスの乱れは発汗作用にも異常をきたすこともあるので過剰に汗をかいてしまう場合があります。
加齢によるホルモンバランスを整えるのは難しいですが、少しでもホルモンバランスを整えようとするならバランスの良い栄養の摂取、十分な睡眠、適度な運動など基本的な生活習慣を改善していくことが効果的とされています。
不規則な生活や食事、運動不足に心当たりがある人は改善していきましょう。
男の脇汗と臭いを抑える対策6選!
リラックスやストレス発散
手軽にできる脇汗対策としてはリラックス法を生活に取り入れることです。
腹式呼吸で鼻から息をゆっくり吸い込んで口からゆっくり吐き出す。簡単な動作ですが、毎日繰り返して行うことで意外にも高いリラックス効果があるので発汗の抑制につながります。
他にもアロマやルームフレグランスなど自分の好きな香りを部屋やお風呂に取り入れてリラックスするのも簡単でおすすめです。
スポーツやカラオケなど自分が好きなことをおもいっきり行って溜まったストレスを解放してあげることも効果的です。
カウンセリング
緊張感やストレスが継続してなかなかリラックスできない場合は、一度心療内科などで本格的なカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
薬を投与しなくても自律神経の働きを整える方法を教えてもらうこともできるので、一度の診察で楽になれることもあります。
どうしても改善しない場合は、ビタミン剤や精神安定剤などを用いることによって自律神経を整えることもできます。
心の乱れはカラダにも様々な変化が現れるのでなるべく早めに対策しておきましょう。
発汗を抑えるツボ
簡単だけど、人によっては大きな効果を得られるかもしれないのが体のツボです。
脇汗を抑えるのに効果的なツボが2つあるので紹介します。
①屋翳(おくえい)
乳首の約4cm上あたりにあるツボで脇汗や上半身の汗に即効性があるツボ。
出典:『南大阪鍼灸所』gogo89.com/
②合谷(どうとく)
手の甲の人差し指と親指の間にあるくぼみにあるツボ。
自律神経を整えて体温調整できるので脇汗の量を抑えることが期待できます。
出典:『ツボマスター』www.tsubomaster.com/
汗をかきそうになったら、さりげなく2つのツボを押してみましょう。
ボトックス注射
最近注目されているのがボトックス注射です。
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を注射して注射した範囲の発汗を抑制することができます。
針がかなり細いのでそんなに痛みが無い上に、90%以上の人に効果があるとされています。
重度の症状と判断されれば保険が適用されて3万円前後で注射できますが、一般の症状の場合は10万円程度の費用がかかります。
効果も3カ月~半年で無くなるので定期的な施術が必要になります。
一時的に血が出たり、脇以外の場所から汗が多く出たりするといった副作用があることも把握しておきましょう。
手術
脇汗の量やニオイがひどい場合は、病院の手術によって脇汗の原因である汗腺を取り除いたり破壊することができます。
手術は症状や病院によっていくつか種類があるので、医師と相談して決めましょう。
脇汗の問題はほぼ確実に解決できますが、大体20~40万の費用がかかると考えておきましょう。
しかも脇汗の手術は基本的には保険適用外で全額自己負担になることも知っておきましょう。(医院によっては保険適用される場合もあります。)
制汗剤やデオドラントアイテム
手術ほどお金もかからず、特に副作用の心配もない制汗剤やデオドラント系のアイテムは最もスタンダードな脇汗対策になっていて、10代・20代・30代・40代と幅広い世代の男性が所有しています。
脇汗をとめるアイテムは、しっかり肌に塗れるクリームタイプ、簡単に吹き付けられるスプレータイプ、手を汚さずに塗れるスティックタイプなど色んな種類があります。
最近は脇汗対策用に色んな種類があり過ぎて、一体どれが自分にあっているのかわかりにくくなっています。
男性の脇汗対策におすすめの制汗剤やデオドラントアイテムは別の記事でまとめる予定なので、どれを買ったら良いのかわからないという人は参考にしてみてくださいね。
男の脇汗と臭いを抑える脇汗対策まとめ
男の脇汗や臭いの原因や対策方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
食事や睡眠、運動などの基本的な生活習慣が乱れていると発汗作用にも異常をきたす可能性があることがわかったので、まずは生活習慣を改善することを心がけてみましょう。
生活習慣に大きな問題が見当たらないという場合は、いきなり注射や手術をするのは抵抗があると思うので、手軽に効果が期待できる制汗剤などのアイテムを使ってみましょう。
最近は、男性用の制汗剤のラインナップが増えてきて、性能も上がってきているので前から気になっていた人は一度試してみると良いかもしれません。